ファンダメンタルズを使った短期売買のコツ

 ここでは、ファンダメンタルズを使った短期売買の考え方やトレードのヒントとなる事を紹介していますが、FX初心者の方にとっては少し難易度が高い内容となっています。

 FX初心者の方は特に「ファンダメンタルズとは?FX用語解説」や「FX初心者の相場分析はファンダメタルズ?それともテクニカル?」の記事で最低限の知識を得てからお読み頂けると理解が深まると思います。

ファンダメンタルズの基本となるニュース・新聞

 「ファンダメンタルズを使った短期売買のコツ」について構成内容は3つのトピックと1つのまとめおり、構成は以下のような順で説明・解説をしていきます。

ファンダメンタルズは長期売買に適していると言う空想

 まず始めに、FX初心者のための教本などを読んで頂けると分かりますが、ファンダメンタルズ分析について「長期的な相場展開において効果を発揮する」などの記述が目立ちます。

 実際にこのFX初心者の外為入門のサイト内においても、FX初心者の本と似たような記述を幾つかしておりますが、「短期トレードに使えない」とは記述が一切しておりません。

 それは、良くFX初心者の方は「ファンダメンタルズ分析では個人投資家は勝てない」や「投資会社よりも情報が遅れるから個人投資家がファンダメンタルズ分析により短期売買をする事はナンセンスだ」と言って、ファンダメンタルズ分析について勘違いをされている方が沢山いらっしゃるのですが、実はファンダメンタルズ分析は短期トレードにおいても非常に有用な相場分析方法だからです。

 短期売買にテクニカル分析だけでは無く、ファンダメンタルズ分析を組み合わせる事で広い視点から相場を見る事ができるのですが、「短期売買でファンダメンタルズ分析を利用する事はFX初心者にとって難易度がとても高い」と言う壁も有ります。

 それでは、先入観を捨ててファンダメンタルズ分析を短期売買で使う方法を紹介していきたいと思います。

ファンダメンタルズ分析では歪みを探す

 ファンダメンタルズ分析をする上で最も基本となるのは、相場と実際のファンダメンタルズの「ズレ」、「歪み」、「ネジレ」と言った部分を探す事です。

 この一番基本的な事がなかなか難しいので、FX初心者からファンダメンタルズ分析が嫌われる理由ともなっているのですが、「ズレ」や「歪み」や「ネジレ」と言うのは、ニュースや経済指標などを順番に追っているとFX初心者の方でも必ず見つける事ができます。

歪んでねじれてしまった事柄

 そこで、見つける対象となる「ズレ」、「歪み」、「ネジレ」についてですが、例えば、明日の朝に日本の中央銀行である日銀による政策金利決定会合が行われ、政策金利の発表が予定されていると仮定します。

 FX相場と言うのはそう言った大きなイベントごとには、1週間前辺りからはイベントに向けた動きが目に付くようになりますが、発表前日にもなると明らかな期待の動きが目に見えて分かるようになります。

 しかし、発表前の動きと言うのは全ては中身の無い「イベントに期待する動き」となります。つまりは、中身が伴っていない動きとなっているので、その時点では、相場は実際のファンダメンタルズとは乖離して「ズレ」、「歪み」、「ネジレ」が発生している状態となります。

 そこで、もしも政策金利発表で期待した結果が得られ無かった場合に、相場は実際のファンダメンタルズとは乖離している訳ですから、その調整に向かう事になります。

 なかなか最初から見つける事は難しいとは思いますが、このファンダメンタルズと相場の「ズレ」、「歪み」、「ネジレ」が分かりやすく発生するのは、大きなニュースが発表される前となるので、FX初心者の方はその発表までの動きをシッカリ見ておく必要があります。

実践どのようにしてファンダメンタルズで短期トレードを行うのか

 では、本題に入りたいと思います。実際にファンダメンタルズ分析を短期売買で使う方法となりますが、まず、先に紹介した実際の相場とファンダメンタルズが乖離しているかどうかを常に追いかけます。

 次に、ニュース対して、○○な場合であれば実際の相場とファンダメンタルズの乖離は無いが、○○な場合には有ると言う2つのプランを建てます。

 そして、最後に乖離が有れば、その乖離を埋める方向へと取引を行うだけです。

2つの事柄を比較して照らし合わせてプランを決める

 分かりにくいと思うので、具体的な例を先の日銀の政策金利発表を元に紹介しておきます。

 日銀の政策金利発表を翌日に控え、市場の予想は日銀が政策金利を引き下げるのでは?と言う見方から円売りの動きが出ていました。

 その時に建てるプランは、「日銀が政策金利を引き下げる?」と言う憶測の元で円売りを行っているので、もしも引き下げた場合にはファンダメンタルズと相場の乖離がないので、余り大きな動きが無いだろうとするプランAです。

 プランBは、もしも日銀が政策金利を引き下げ無かった場合には、既に憶測から円売りが実行されてしまっているので、実際に日銀が政策金利を引き下げ無ければ、その動きはファンダメンタルズとは乖離してしまっている事になるので、「大きな円の買戻しが起こるだろう」と言うものです。

 後は、政策金利発表を待って、その発表の内容から乖離が有ればそれを埋める方向へと取引を行う事になります。

 ここで注意しておく事は、発表直後のニュースは個人投資家は遅れてしまい良いレートでの取引を行う事は至難の業となりますし、発表後には、要人等の発言などが重要視され、相場が一気に反転してくる可能性も否定できません。

 そこで、ニュースが出揃ってから、まだ相場とファンダメンタルズは乖離しているのか?について考え、乖離がまだあるようであれば、その乖離を埋める方向へと全体的な取引を持っていく方法もあります。

 FX初心者にとっては、非常に難易度の高い内容となってしまいましたが、「ファンダメンタルズ分析でトレードをする時の注意」の記事も参考にして、相場分析のヒントとして使って頂ければと思います。

ファンダメンタルズを使った短期売買のコツのまとめ

 これまでの「ファンダメンタルズを使った短期売買のコツ」のまとめです。

  • ファンダメンタルズ分析は短期相場でも使える
  • 「ズレ」、「歪み」、「ネジレ」を見つける事がファンダメンタルズ分析の基本
  • ファンダメンタルズと実際の相場との乖離を埋める方向へと取引を行う
  • 短期売買にファンダメンタルズ分析を使う事はFX初心者にとって難易度が高いが使えると有益

関連記事