レンジとは?
最終更新日: 2020年08月21日
「レンジ(range)」とは、レンジとは相場上で売りと買いが均衡となり、一定の値幅にて上下を繰り返している相場の事を指し、そのような相場展開のことを「レンジ相場(保合相場|もちあいそうば)」と呼びます。
また、レンジ相場と対のようにしてある相場を「トレンド相場」と言い、トレンド相場はレンジ相場とは対照的に買われ続けたり、売られ続けると言った相場展開になるのが特徴的です。
FXを始めたばかりの方に覚えておいて頂きたい点としては、『相場の大半はレンジ相場から作られている』と言う大きなポイントで、FX(外国為替証拠金取引)取引で非常に重要なものとなります。
ちなみに、レンジ相場の上限または下限を突破して、相場が一気に一方通行の動きととなる事を「レンジブレイク(保合放れ|もちあいはなれ)」と呼ばれ、当然ですがレンジブレイクはトレンド相場の発生時に必ず発生します。
(チャート1:外為ジャパン提供)
上のチャートで緑色の矢印の部分がレンジ相場となり、赤と青の矢印の部分がトレンド相場となっています。
また、FXで勝つためにには、現在の相場がレンジ相場なのか?それともトレンド相場なのか?を必ず見極める必要が有り、FXトレーダーはレンジとトレンドの見極めに対して競い合っていると言っても過言ではありません。
そして、相場を見極める方法として、トレーダーの多くが利用しているのがチャート(相場を示したグラフ)で、そのチャートを分析することをテクニカル分析と呼びます。
投資を始める方々にとっては、なかなか聞きなれない言葉の連続となりますが、これからの為替用語はトレーダーの間では当たり前のように飛び交いますので、これを機会に一緒に覚えておいて頂けたらと思います。
レンジ相場の特徴
続いてレンジ相場の特徴についてですが、マーケットがレンジ相場に入ってくると一定の値幅間での値動きを繰り返す事になります。
こうした状況になるのは、売りと買いの勢力が均衡しているためですが、レンジ相場を形成している間には値動きが小さくなるため、一定の値幅間(レンジの値幅の間)に投資家たちから多額の資金が流れ込むことになります。
そのため、売り買いの力の均衡が少しでも崩れると、大量に流れ込んだ資金が弱い方を押し込むように動くことになるため、一気にレンジ相場の値幅を突き破り、トレンド相場へと移行していきやすい傾向にあります。
また、一概には言えない事ですが、レンジ相場の期間が長ければ長いほど投資家の資金も大量にそのレンジ内に溜まっていく事になるため、トレンド相場へと変わる際に大きな値幅になることがあります。
そのため、特にトレード経験の浅いFX初心者は、長いレンジ相場のブレイク(レンジの値幅を超えた値動き)には注意をして頂ければと思います。
レンジ相場とレンジブレイク
そして最後に、レンジ相場とレンジブレイク(レンジの値幅を超えた値動き)の関係についてですが、この知識は中級トレーダーになるためには必須の知識となり、覚えておくと相場状況の分析に非常に役立ちますので合わせてご覧ください。
上の図の黒く平行に引かれたラインがレンジの範囲で、緑色で示されている動きがレンジ相場の値動きになります。
レンジ相場ではピンクと水色の矢印のように、レンジ範囲の上限下限で値動きを抑えるように(まるで元に戻ろうとするかのように)、動こうとする方向とは逆の力が働きます。
そして、黄色の○で示したところがレンジブレイクとなり、レンジブレイクをした後の動きがトレンド相場の値動きになります。
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