レンジとは?
レンジの特徴
レンジの特徴として、一定の値幅での値動きを繰り返す事が言えます。
売り買いが均衡しているレンジ相場は、一定の値幅間で動きを繰り返す内に、そのレンジ内(一定の値幅の間)では沢山の投資家の資金が流れ込みます。
そのため、その力の均衡が崩れると、大量に流れ込んだ資金が弱い方を押し込むように一気に動いていく傾向に有ります。
一概には言えない事ですが、長い間レンジ相場だった場合には、投資家の資金も大量にそのレンジ内に溜まっていく事になります。
FX初心者は、長いレンジ相場のブレイクには、注意した取引を行う必要が有ります。
レンジ相場とレンジブレイク
レンジ相場とレンジブレイクの関係を覚えておく事は非常に役に立ちます。

上の図の黒く平行に引かれたラインがレンジの範囲です。
そして、緑色で示されている動きがレンジ相場の動きです。
レンジ相場ではピンクと水色の矢印のように、レンジ範囲の上限下限で値動きを抑えるように、動こうとする方向と逆の力が働きます。
そして、黄色の○で示したところがレンジブレイクとなります。
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「レンジ(range)」とは、レンジとは相場上で売りと買いが均衡となり、一定の値幅にて上下を繰り返している相場の事を指します。
また、そのような相場展開のことを「レンジ相場(保合相場|もちあいそうば)」と呼びます。
レンジ相場と対のようにしてある相場を「トレンド相場」と言い、トレンド相場はレンジ相場とは対照的に買われ続けたり、売られ続けると言った相場展開となります。
相場の大半は、「レンジ相場から作られている」と考えられているため、レンジ相場はFX(外国為替証拠金取引)取引で非常に重要なものとなります。
レンジ相場の上限、または下限を突破して、相場が一気に一方通行の動きととなる事を「レンジブレイク(保合放れ|もちあいはなれ)」と呼びます。
上のチャートで緑色の矢印の部分がレンジ相場となり、赤と青の矢印の部分がトレンド相場となっています。
現在の相場がレンジ相場なのか、それともトレンド相場なのかを見極める必要が有ります。
その見極める方法として、トレーダーの多くは、チャートをテクニカル分析する方法を使っています。
また、レンジブレイクは相場を一気に動かす力が有り、一方的な値動きとなる事が多いので注意が必要です。