順張りとは? | 基本的なFX用語

順張りとは?

最終更新日: 2020年08月10日

順張り(market follower)」とは、トレンドと同じ方向へに「買い」もしくは「売り」で取引を行う意味です。

例えば、相場が上昇局面になっている場合に買いで取引を行う、もしくは相場が下降局面になっている場合に売りで取引を行う事により市場に参加すると「順張り」で取引を行ったと言う事になります。

順張りは、プロの投資家も多く利用する取引方法で、特にFX初心者が徹底して覚えるべき取引方法だと言われています。

それは、順張りで取引を行う事により、トレンドに逆らわずに相場の流れに自然に乗る事ができるからです。

特に日本人の多くは、円を売って外貨を購入する取引を好むため、円高が進行すればするほど順張りでの取引を忘れがちで、相場の流れと反対方向、つまり円安方向へと取引を行ってしまう傾向にあります。

このようにトレンド方向と反対方向へと取引をする事を「逆張り」と呼び、「順張り」とは対義語となっています。

順張りのエントリーポイント

順張りの入り方としては、大きく分けて3種類有ります。

(※他にも入る位置は有ります)

順張りエントリーイメージ画像

(順張りエントリーポイント)

◇①での順張り

主に①はテクニカル分析ファンダメンタルズ分析を行い取引をする事になりますが、トレンドが現在発生しているかどうかを見極める必要が有ります。

現在の相場が上昇している事を確認してからの高値を追いかけた買いとなります。

◇②での順張り

②の場合においても①同様の分析が必要になりますが、レンジブレイクを狙っての順張りを行う事により、トレンドの初動で入りやすくなります。

レンジを破る力を利用する事により、トレンドの発生から順張りでのエントリーをする事となります。

流れに乗れば多くの利益を上げられる事が可能となります。

◇③での順張り

③の場合も①②同様に分析が必要になりますが、トレンド発生中に少しトレンドと反対方向へと押された場面で入る方法となります。

押し目買い」と言われるエントリーとなり、安全性は比較的高いエントリー位置として多くのトレーダーが注目しているポイントでも有ります。

順張りの弱点

上で紹介した順張りエントリーポイントをもう一度見てください。

①でピンクに上矢印を付けた位置から右下に下がるように水色で矢印が入っています。

これが順張りでの取引の弱点を現しています。

順張りと言うのはトレンドと同方向へと取引を行いますが、エントリーが遅れてしまうと高値や安値掴みをしやすいと言う欠点を持っています。

下手をすると、何ヶ月・何年も自分が取引を行った値段まで、相場が戻ってこない場合も有るので注意が必要です。

順張りのエントリーだけでは有りませんが、取引をする際にはトレンドを見極める事が非常に重要になります。