スワップとは?

 「スワップ(swap)」とは、元々「交換する」と言う意味が有ります。

 「スワップ」=「スワップ金利」「スワップポイント」と言う風に考え、どちらも同じ意味だと間違えて覚えている方が多い言葉ですが、実際は違う意味を表します。

 少し紛らわしい言葉ですが、多くのサイトでも間違った表現を使い表記されている事も多い事から、「スワップ金利」と「スワップポイント」を同じ言葉として扱われがちです。

 一般的にFXトレーダーによって「スワップ」と言われて短縮形のようにして扱われているのは「スワップ金利」の事ではなく「スワップポイント」の事を指しています。

 FX初心者の方は、「スワップ金利」と「スワップポイント」の意味を混合せずに覚えていく必要が有ります。「スワップ」と聞いても、「スワップ金利」と言う意味では無いと言う認識が必要です。

スワップポイントとは?

 スワップポイントとは、通貨を取引することで得られる金利のようなものを指します。

 この「金利のようなもの」と言う表現が「スワップ金利」と勘違いを引き起こす要因でもあるのですが、スワップポイントは通貨を取引した際に2国間の金利の差額をスワップポイントとして受け取る事ができると言うものです。

 低金利の国と高金利の国を比較して説明してみたいと思います。

 例えば、日本の金利が1%だとして、アメリカの金利は4%だと仮定しましょう。

 そうすると、日本の通貨である「円」を持っていた場合には、1%の金利が付きますが、アメリカドルを持っていた場合には4%の金利が付きますよね?

 そこで、FXで取引を行う事により、アメリカドルを購入したとします。

 ここでは、円を使ってアメリカドルを購入したのだから、必然的に円を売ってアメリカドルを買ったと言う事になります。

 すると、その時点で保持しているのはアメリカドルなので、アメリカドルの金利を受けられる事になります。

 ここで注意しておきたいのは、アメリカの金利4%をそのまま受け取れるわけでは無く、日本の円とアメリカドルの取引をした訳ですから、アメリカドルの金利である4%から日本の円の金利1%を引いた差額を受け取る事ができます。

 この場合、「4%(アメリカドルの金利)-1%(日本円の金利)=3%(金利の差額)」となるので、3%の金利差分を年ベースで受け取る事ができます。

 この金利差で受け取れたお金をスワップポイントと言います。

 (※実際付与されるのは金利差からFX業者の手数料が引かれた金額です。)

スワップポイントの特徴

 スワップポイントの特徴として先ほど「年ベース」でと書かせて頂きましたが、上の例のような金利差で円を売ってアメリカドルを購入している場合、金利差である3%を年ベースで換算したものを、更に日割りで割り当ててくれます。

 つまり、アメリカドルを1日保有しただけでも、日割りで計算されたスワップポイントを取得できると言う事です。

 FX業者によりスワップポイントのルールの違いは有りますが、スワップポイントは為替がお休みの土・日曜日にも発生し、その休みの分はスワップ3倍デーとして、水曜日や木曜日に取引を行ってる状態が継続していれば、3日分のスワップポイントが付与される仕組みとなっています。

 スワップポイントは毎日のように金利配当を得られるため、金利差を狙ってスワップポイントによる利益をあげようと、高金利通貨として有名な「オーストラリアドル」や「ニュージーランドドル」それに「南アフリカランドドル」などの通貨を取引して、高額なスワップポイントを得ようとするスワップトレーダーと呼ばれる投資家も多くいます。

スワップポイントの注意

 先ほどの取引の例では、取引を行う事によりスワップポイントを得る事ができましたが、逆の例として、先ほどと同じように日本の金利が1%アメリカの金利が4%とした場合に、アメリカドルを売り円を買った場合には、「1%(日本円の金利)-4%(アメリカドルの金利)=-3%(金利の差額)」となり、金利差がマイナス3%となってしまいます。

 この場合には、金利差額分である3%を支払うと言う事になります。

 更にこの支払いの-3%のスワップポイントは、上で紹介した、休みである土曜日曜日の分が付与される「スワップ3倍デー」にも同様に適応されるため、この「スワップ三倍デー」に取引をしていた場合には、3日分のスワップポイント分を支払う事になります。

スワップポイントが付与される時間

 スワップポイントが付与されるのは、FX業者ごとに多少の違いは有りますが毎営業日終了後と言う事になります。

 つまり、営業日が終わった時点で、低金利通貨を売り高金利通貨を買っている状態であれば、スワップポイントを受け取る事ができ、逆に高金利通貨を売り低金利通貨を買っている状態であれば、支払うと言う事になります。

同日に買って売った場合スワップポイントはどうなるの?

 同日に、買って売ってしまった場合にはスワップポイントは付与されません。

 例えば、「月曜日の朝に低金利通貨である円を売り高金利通貨であるオーストラリアドルを買いました。しかし、同日の月曜日の夕方に、朝買ったオーストラリアドルを全て売り円を買い戻しました(利益確定・損切りを行った)。」

 この場合には、業者の営業日終了時点で取引途中ではなく、取引が既に終わっているのでスワップポイントは付与されません。

 言い換えると、営業終了日をまたいだ取引を行わなければ、「高金利通貨を売り低金利通貨を買う」マイナスのスワップポイントが発生する条件で取引を行っても、そのマイナス分は支払わなくても良いと言う事です。

 このスワップポイントの付与システムは、FX業者により違う場合が有るので、取引の前に問い合わせておく必要があります。

スワップポイントは毎日変更される

 金利と言うのは余り変更されないと言うイメージを持っている方もいらっしゃると思います。

 実際に政策金利が変更される事は、国や経済状態にもよりますが年に数回程度です。

 しかし、実は金利と言うのは毎日少しずつですが変動しています。そのため、毎日付与されるスワップポイントも変動しています。

 そこで、毎日変わるスワップポイントを分かりやすくするために、各FX業者はスワップポイントカレンダー(スワップカレンダー)と言うものを作成しています(スワップポイントカレンダーを掲載していないFX業者は注意する必要が有ります)。

スワップポイントはFX業者ごとに違う

 スワップポイントと言うのは、上で金利の差額と言う風に説明させて頂きましたが、実際に私達が受け取る事ができるスワップポイントは、業者により少し手数料を引かれた額となります。

 しかもこの手数料と言うは、業者によりマチマチな料金設定となっているため、実際に受け取れるスワップポイントも業者により全く変わってきます。

 この業者のスワップポイント差については、上で紹介したスワップポイントカレンダーを使い、業者別に比較するしか方法は有りません。

 そこで、FX初心者の外為入門では、FX会社別にスワップポイントの変動や付与額についての業者比較データを各通貨別比較した一覧表を作成しましたので、是非、「スワップ(スワップポイント)で選ぶFX会社の徹底比較」で確認し、より条件の良い会社にて取引してください。

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