だましとは?

 「だまし(fakeouts)」とは、テクニカル分析において売買サインが出たものの、相場はそのサインとは全く逆方向に動いていく事を指します。

 特に「だまし」が起こるタイミングは、多くの投資家が注目している場合が多く、それは同時に多くの投資家が「だまし」に引っ掛かる事を意味しています。

 そして、多くの資金が流れ込む事によって相場は一気に動き始める事が多く見られます。

 だましが起こる理由として、「多くの投資家が注目している売買サインだから」と言った見方が考えられています。

 例えば、多くのトレーダーの売買サインとなっている「レンジブレイク」と言うサインが有りますが、レンジがブレイクされるとブレイク方向へと大量の資金が流れます。

 その一方では、有名な売買サインには大量の資金が流れる事を予め知っているトレーダーが、その資金を狙ってブレイクアウトとは反対方向へと売り込みます。

 結果、どちらの資金が多いか、またはタイミングが良かったのかにより、ブレイクアウトが成功するか、「だまし」となりブレイクアウトが失敗するかと言う事が決まります。

 だましに対応する事は、多くの資金を生み出せるチャンスで有り、資金を失わないための知識でも有ります。

 そのため、だましを見極める事は、多くの投資家の目標となっています。

だましの例

 次に「だまし」の例についてい紹介していきたいと思います。

トレンド時のだまし

(エントリーポイントのイメージ) だましイメージ画像1

 まず、上の(エントリーポイントのイメージ)をご覧ください。

 赤いラインが値動きの目安となっており、黒いライントレンドを表すラインになっています。

 一般的なFX初心者の教本では、ピンクで記入してある矢印のように取引を行うと書かれています。

 しかし、実際に取引の経験のある方なら分かる事ですが、このように綺麗になっているトレンドを見つける事は中々有りません。

 実際のトレンドは「だまし」が数多く存在し、もっと複雑なものとなっています。

(エントリーポイントのだましイメージ) だましイメージ画像2

 次に、(エントリーポイントのだましイメージ)をご覧ください。

 実際にトレンドが発生した場合に見られる状態をイメージ図として作ってみました。

 トレンドは上を目指しているので、初心者の教本で行くとラインにタッチした時点で買いで入るため、ピンクの矢印で買いの取引を行います。

 しかし、相場は黒いラインを割ってしまいます。仕方なく「取引は失敗した」と言う事で損切りをしてしまいます。

 更には、ラインを割れを確認した事で、「トレンドは終わった」と考えて今度は売りで入る方も多いと思います。

 そんな投資家の考えを笑うかのように、相場は再びトレンドへと戻り上がっていきます。

 これが実際の相場で有り、トレンドとなります。

 トレンドが発生している時でも、トレーダーは他のトレーダーをだまそうとチャンスをずっと待っています。

 だましは、このようにして発生します。

レンジブレイクでのだまし

(レンジブレイクでのだましイメージ) だましイメージ画像3

 次にレンジブレイクで「だまし」の例を見ていきたいと思います。

 緑色のラインが相場の値動きを示しており、黒いラインはレンジの上限と下限を表しています。

 相場は、まず上にレンジをブレイクをします。

 このようにレンジブレイクは買いで入るのが鉄則なので、多くのトレーダーはレンジブレイクを確認した後、ピンクの矢印のところで買いで取引を行います。

 しかし、買いで取引を行った直後に相場は反転してレンジ内へと戻ってきてしまいます。

 レンジ内に戻ってきてしまった値動きを見て、トレーダー達は慌てて損切りを行います。

 これが良くある「だまし」に騙されるパターンとなります。

 その後、相場はイメージ図の赤と青のラインのように、上にブレイクするパターンも有れば、逆に下へとブレイクするパターンも有ります。

 この例は、経験の浅い初心者トレーダーだけで無く、玄人トレーダーにおいても騙されるパターンとなっています。

(実際の値動きでのだまし:DMMFX提供) だましイメージ画像4

 最後に実際の値動きでの「だまし」の例です。

 相場はレンジを形成していましたが、黄色の○で囲んだ部分で上へとレンジブレイクをしました。

 しかし、上へのレンジブレイクは失敗し、今度は下にレンジブレイクをします。

 しかしながら、次のレンジブレイクも失敗して、結局相場は上へと上がっていきました。

 このような「だまし」は決して珍しいものではなく、毎日のように見られるチャートとなります。

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