DMM FXのスプレッドが広がる?NO!最狭になります!?
記事公開日: 2015年12月12日
最終更新日: 2020年07月26日
DMM FX公式サイトにて2015年12月14日より、スプレッドが広がるのでは無く、何と!またまた基準スプレッドを8通貨ペアで縮小し「全20通貨ペアで業界最狭水準のスプレッド」となり提供されることがアナウンスされました。
12月14日より基準スプレッドをさらに縮小!全20通貨で最狭水準スプレッド!!
この度、当社では下記8通貨ペアにおきまして、12月14日(月)よりスプレッドの縮小を行うことを決定いたしました。
■適用開始日
2015年12月14日(月)マーケットオープン(7:00)より
DMM FXのスプレッド縮小による投資家への影響はどれくらい?
DMM FX公式サイトにおいても「全20通貨ペア業界最狭水準のスプレッド!」と言っていますが、実際に今回のスプレッド縮小により、「どの通貨ペアで縮小が適応され」、「どれほど投資家に影響があるのか?」、気になりますよね?
そこで、ここではそんな皆様の疑問にお答えする形で、「今回のスプレッド変更についてどれほどインパクトがあるのか?」、初心者トレーダーにも分かりやすく考察してみたいと思います。まずは以下のDMM FXスプレッド幅変更表をご覧ください。
今回のDMM FXのスプレッド縮小によりスプレッド幅が変更されたのは上記の8通貨になりますが、もしかすると上記の通貨ペアを見て「NZD/JPY(ニュージーランドドル・円)、GBP/USD(イギリスポンド・アメリカドル)以外は余り取引しない通貨かも?」と思われた方が多いのでは無いでしょうか?
しかしながら、実は今回スプレッド縮小が行われる通貨の中には「ここ数年トレーダーの間で話題になっている通貨ペア」がしっかりと含まれています。
それがどの通貨かお分かりになられるでしょうか?
ここまで流れで話題の通貨が分かった方は、もしかするとトレーダーとしての才能を持っていらっしゃるか、近年のFXトレードについて様々な本や雑誌まで読まれていらっしゃる方だと思います。
そうです。「AUD/USD(オーストラリアドル・アメリカドル)」です。
実は、ここ数年デイトレーダーの間で密かに「AUD/USD」取引は話題となることが多く、私のトレーダー交友関係者の中には「AUD/USD(オジドル)」の専業トレーダーとして、メイン通貨ペアの中でも1番手として取引されている方もいらっしゃるほどです。
10年ほど前は、デイトレードのように比較的短期売買を行うトレーダーは、スイングや長期保持と比べて相場変動(ボラティリティ)が必要なことから、どうしても値動きが激しい「イギリス・ポンドを好んで取引するケースが主流」となっておりました。
しかし最近では、ポンドが『投機通貨』と呼ばれるほどプロの投資家が集中してきたことにより、「明らかに行き過ぎた動き」や「コンピュータ管理され人間では手に負えない速さで変動する極端なケース」が頻発するようになったため、特に、自分自身の技量を持って勝負をする「裁量トレーダー」と呼ばれる方々は、そっとポンドから身を引き始めました。
そして、そんなポンドを離れたデイトレーダーが次に目を付け、密かにブームとなってきているのが「AUD/USD(オーストラリアドル・アメリカドル)」と言う訳です。
「AUD/USD」は、これまで注目を集めることが少なかった通貨ペアになりますが、近年、「鉄鉱石などの貿易」や「移民」などによりオーストラリアとの関わりが非常に深い中国の経済成長により、中国人一般投資家が一斉に市場参加するようになり、時にポンドのような速さで動いたり、指標発表時にも大きな値幅を生むように変わってきました。
その一方で、まだポンドのように『投機通貨』と呼ばれるほど市場が大荒れとなるケースや、人間には理解不能なコンピュータによるアルゴリズム管理された値動きも少なく、予想しやすい一方的な動きを見せやすいことからデイトレーダーに好まれ始めている訳です。
また、こうしたデイトレーダー達は、日々の取引回数が一般的なトレーダーよりも圧倒的に多くなってしまうことから、スプレッドの変更には非常に敏感に反応するため、今回の「AUD/USD」におけるスプレッド縮小は、まさに「願ったり叶ったりの大歓迎」となっていたりします。
そこで、次に今回のスプレッド変更が如何にデイトレーダーに影響を与えるのか、実際に数値を追いかけてみたいと思います。
1日に5回トレードするデイトレーダーの違い
1回の取引額 | 月間取引額 | スプレッド縮小による違い |
---|---|---|
5万通貨 | 500万通貨 | 5000円 |
10万通貨 | 1000万通貨 | 1万円 |
30万通貨 | 3000万通貨 | 3万円 |
50万通貨 | 5000万通貨 | 5万円 |
100万通貨 | 10000万通貨 | 10万円 |
※ 月間取引日数には少なめに20日を設定しています
1日5回程度「AUD/USD」を取引される方でも、これだけ大きな違いが生まれますが、デイトレーダーの中には1日に100回や200回もの取引をされる方もいらっしゃるので、その場合には、トレーダーによって上記の何倍もの違いが生まれることになります。
また、スプレッド縮小により、5万円、10万円の手数料が節約できると言うことは、これまで損失を出してしまっていたトレーダーやスプレッド負けトレーダー(取引で微益またはトントンのトレーダー)の方にとっても、その分、トレードに向かう姿勢も変わりますし、心に余裕を生み出すことにも繋がっていきます。
今回のスプレッド縮小は一見すると通り過ぎてしまいがちな小さな変化ですが、現実的にトレーダーの財布に対して直結し影響を与えることになるため、「こうした小さな変化にこそ我々トレーダーは敏感に反応しなければいけないこと」を改めて実感いたします。
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DMM FXのスプレッドが広がる?NO!最狭になります!?のまとめ
さて、今回はDMM FXでスプレッドで8通貨ペアの縮小が行われましたが、これまでのスプレッドでも業界ではかなり狭い水準であっただけに、正直、「まだ行けるの?」と驚いてしまいました(笑)。
DMM FXが、こうした狭いスプレッドの設定ができる要因として、運営努力も勿論ありますが、大企業として複数のカバー先(取引の反対売買をする金融機関)を持っていることが大きく、その各金融機関が提示している良いレートを採用してトレーダーに提供していることが挙げられます。
言うならば「DMM FXが本気を出してきた!」とも思えるのが今回の縮小と言えそうです。
スプレッドが縮小して嬉しく無いトレーダーはいないはずですので、もし「毎月ギリギリマイナスになってしまう」と言うギリギリ投資家の方がいらっしゃいましたら、1度、この違いを体験してみるのも良いかと思います。
DMM FXについて
これから皆様は、以下にてDMM FX公式サイトをご覧になられるかと思いますが、DMM FXの取引開始には、どうしてもお時間が必要になります。スムーズな取引開始を希望されるトレーダーは、申請だけを先に済ませておくことをお薦め致します。