マネーパートナーズ銀行の外貨を引き出し手数料比較

記事公開日: 2015年01月01日

最終更新日: 2020年07月29日

マネーパートナーズを使い外貨両替をすると、大手銀行や両替所と比較しても信じられないほど安い手数料で両替をする事ができます(⇒ 外貨両替が安い!お得な手数料にする方法)。

また、「米ドル」「欧州ユーロ」「イギリスポンド」「スイスフラン」の場合には、空港で外貨受け取りをする事で、その手数料は「約700円」と他の両替方法では有り得ないほどの激安となります。

しかしながら、空港受け取りが不可能な「オーストラリアドル」や「ニュージーランドドル」と言った通貨では、マネーパートナーズを使用した際、一体どれほど安い外貨両替が可能になるのでしょう?

ここでは、そんな「マネーパートナーズの空港受け取りができない通貨」を主な対象にして、その両替手数料と安い両替方法について紹介してみたいと思います。

「マネーパートナーズ銀行の外貨を引き出し手数料比較」は、以下のような構成にて紹介していきたいと思います。

外貨を銀行を通じて受け取るってどういう意味?

まず始めに、外貨両替が初めての方のために「マネーパートナーズで両替した外貨を、銀行を通じて受け取る(引き出す)」事について紹介してみたいと思います。

通常の外貨両替では、銀行や両替所が私達に変わり両替を行ってくれるのですが、「マネーパートナーズで両替した外貨を銀行を通じて受け取る(引き出す)」場合には、上のように「両替はマネーパートナーズのシステムを使い自分で行い」、その後、「マネーパートナーズから銀行に両替した外貨を送金」し、「送金された外貨を銀行で受け取る(引き出す)」と言う流れになります。

つまり、外貨両替を自分自身で行う事で「両替に掛かる手数料を安くする事ができる」と言う事になるのですが、実は、マネーパートナーズが提供している空港での外貨受け取りとは違い、銀行では外貨を取り扱う際に、「外貨受取手数料(リフティングチャージ)」と言う特別な手数料が掛けられてしまいます。

しかも、その「外貨受取手数料」は銀行によって大きく違うため、使用する銀行によっては「銀行両替」や「両替所」での両替手数料と大した差が無くなってしまう事もあるので注意が必要になります。

そこで続いては、マネーパートナーズを使い両替した外貨を、「一体どの銀行を利用し受け取れば良いのか?」その手数料を通貨・銀行別に比較してみたいと思います。

銀行・通貨別外貨受け取り手数料の比較

それでは、マネーパートナーズを通じて両替した通貨を、「銀行・通貨別に外貨受け取りした場合の手数料」を比較して紹介してみたいと思いますが、以下に通貨一覧を紹介していますので、両替予定の通貨を選択すると対象の通貨の比較表まで移動します。

アメリカ: 1,000ドルを銀行受取した場合

マネーパートナーズで外貨両替後に1000アメリカドルを銀行で引き出した場合の手数料一覧表
  みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京
UFJ銀行
シティバンク
(Citibank)
マネーパートナーズ
両替手数料
200円 200円 200円 200円
マネパ⇒銀行
送金手数料
2,500円 2,500円 2,500円 2,500円
被仕向送金手数料 2,500円 4,000円 0円 0円
出金手数料 1,000円 2,000円 1,800円 2,000円
手数料合計 6,200円 8,700円 4,500円 4,700円

1,000アメリカドルを銀行受け取りした場合には、「三菱東京UFJ銀行」が安い手数料でお得な外貨受け取りが可能になりますが、シティバンクでアメリカにて外貨引き出しを行った場合には、「シティバンク手数料210円 + ATM使用料2~5ドル」で、実質、マネーパートナーズによる両替手数料を含めても「600円~900円」での外貨引き出しが可能です。

しかしながら、シティバンクでは日本円で50万円以上預けているおかないと、毎月、「口座維持手数料として2,100円の支払い」が必要になるため注意が必要です。

また、「三井住友銀行」の場合には、1万米ドル以上の米ドル建て外貨預金を持っている場合には、引き出し時に掛かる「出金手数料」は0円となりますが、日常から外貨投資をされていない方の場合には非現実的になるでしょう。

「みずほ銀行」他行とは異なり、「出金手数料が一律1,000円」となっているため、2,000ドルだろうと3,000ドルだろうと手数料が変わらないので、金額が大きくなるほどお得感が出てくるようになっています。

アメリカドルの場合には、空港受け取りをする事で「700円」ほどの手数料で外貨受け取りが可能になるため、できるだけ「空港での外貨受け取り(マネーパートナーズ外貨の受け取り方:空港編)」を利用される事をお勧め致します。

ヨーロッパ: 1,000ユーロを銀行受取した場合

マネーパートナーズで外貨両替後にヨーロッパ1000ユーロを銀行で引き出した場合の手数料一覧表
  みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京
UFJ銀行
シティバンク
(Citibank)
マネーパートナーズ
両替手数料
200円 200円 200円 200円
マネパ⇒銀行
送金手数料
2,500円 2,500円 2,500円 2,500円
被仕向送金手数料 2,500円 4,000円 0円 0円
出金手数料 1,000円 2,600円 2,500円 2,000円
手数料合計 6,200円 9,300円 5,200円 4,700円

ヨーロッパの通貨であるユーロをマネーパートナーズで外貨両替し銀行で受け取る場合、1,000ユーロ程度であれば「シティバンク」または「三菱東京UFJ銀行」での引き出しが手数料を安く抑える事が可能です。

また、「みずほ銀行」は他行とは異なり、「出金手数料」が金額に関係無く「一律1,000円」となっている事から、受け取り金額が1,000ユーロを超えるような場合には、「みずほ銀行」を使った外貨引き出しを考えると良いでしょう。

また、ユーロは、空港受け取りが可能な通貨で、両替金額が増え3,000ユーロでも「1,300円」の手数料となり、圧倒的に安い手数料での外貨受け取りが可能になるため、特別な場合を除いては「空港での外貨受け取り(マネーパートナーズ外貨の受け取り方:空港編)」をご利用頂ければと思います。

イギリス: 1,000ポンドを銀行受取した場合

マネーパートナーズで外貨両替後にイギリス1000ポンドを銀行で引き出した場合の手数料一覧表
  みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京
UFJ銀行
シティバンク
(Citibank)
マネーパートナーズ
両替手数料
200円 200円 200円 米ドル・ユーロ
のみに対応
マネパ⇒銀行
送金手数料
2,500円 2,500円 2,500円
被仕向送金手数料 2,500円 4,000円 0円
出金手数料 1,000円 7,000円 8,000円
手数料合計 6,200円 13,700円 10,700円

イギリスの通貨であるポンドは、米ドル・ユーロとは違い世界的に使用される通貨では無く流通量が少ないため、銀行によって出金手数料が非常に高くなってしまう通貨です。

そのため、「シティバンク」は対応しておらず不可ですし、銀行を使用しての外貨引き出しをする場合には、手数料が「3,700円」と他の銀行よりも格段に安い「みずほ銀行」を選ぶと最もお得な外貨受け取りが可能になります。

尚、みずほ銀行の場合には、2,000ポンド・3,000ポンドと外貨両替の金額増えた場合にも手数料が一定なので、外貨引き出しの際には、「まとめて1回で行う事が手数料節約のコツ」となります。

ポンドについても、もちろんマネーパートナーズを使用した外貨両替を行うと、みずほ銀行を使って外貨引き出しをしても1,000ポンドに「8,000円程度の手数料節約」となるのですが、空港での外貨受け取りならば1,000ポンドでも1万円近く違いが出る事もあるので、よほどの事が無い限りは空港受け取りを選択して頂ければと思います(こんなに得する外貨両替手数料の違い)。

スイス: 1,000フランを銀行受取した場合

マネーパートナーズで外貨両替後にスイス1000フランを銀行で引き出した場合の手数料一覧表
  みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京
UFJ銀行
シティバンク
(Citibank)
マネーパートナーズ
両替手数料
200円 200円 200円 米ドル・ユーロ
のみに対応
マネパ⇒銀行
送金手数料
2,500円 2,500円 2,500円
被仕向送金手数料 2,500円 4,000円 0円
出金手数料 1,000円 4,000円 4,000円
手数料合計 6,200円 10,700円 6,700円

スイスフランを銀行を通して外貨受け取りをする場合、1,000スイスフラン程度では「銀行での外貨両替手数料」と比較しても1,000円程度しか手数料に差が無いため、マネーパートナーズによる両替手数料節約の旨味が薄くなってしまうので、銀行受け取りをする場合には「2,000スイスフラン以上」からを目安に考えても良いでしょう。

しかしながら、スイスフランは空港での外貨受け取りが可能通貨ですので、空港受け取りをする場合には手数料が90%以上削減されて、「1,000スイスフランに付き700円」の手数料となるため、一般の両替よりも5,000円程度手数料を安く済ませる事が可能になります。

そのため、特に銀行受け取りをする理由が無い場合には、間違いなく「空港での外貨受け取り」を選択するようにして頂ければと思います。

オーストラリア: 1,000オーストラリアドルを銀行受取した場合

マネーパートナーズで外貨両替後にオーストラリア1000ドルを銀行で引き出した場合の手数料一覧表
  みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京
UFJ銀行
シティバンク
(Citibank)
マネーパートナーズ
両替手数料
200円 200円 200円 米ドル・ユーロ
のみに対応
マネパ⇒銀行
送金手数料
2,500円 2,500円 2,500円
被仕向送金手数料 2,500円 4,000円 0円
出金手数料 1,000円 9,000円 8,000円
手数料合計 6,200円 15,700円 10,700円

旅行や留学などで日本人にとって非常に馴染の深い国オーストラリアですが、オーストラリアドルの外貨両替手数料は非常に高く、マネーパートナーズでは空港受け取りが不可能な通貨となりますが、是非、手数料を安くするためにも銀行受け取りをしたい通貨となります。

銀行両替を行った場合と比較すると、マネーパートナーズを使う事で「1,000オーストラリアドルに付き5,000円ほど手数料を安くできる」ため、特に留学などで5,000ドル6,000ドルと言うまとまった外貨を持ち出す場合には、手数料だけで数万円の差になります。

しかしながら、銀行引き出しで使える銀行は「みずほ銀行」以外ですと手数料が高くなってしまうため、他行の使用はお勧めできません。

また、オーストラリアに留学時する際、現金の持ち込み制限は有りませんが、1万オーストラリアドル相当の持ち込みを行う場合には申告が必要になるので、オーストラリア入国の際には必ず申告するようにして頂ければと思います。

ニュージーランド: 1,000ニュージーランドを銀行受取した場合

マネーパートナーズで外貨両替後にニュージーランド1000ニュージーランドを銀行で引き出した場合の手数料一覧表
  みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京
UFJ銀行
シティバンク
(Citibank)
マネーパートナーズ
両替手数料
200円 200円 200円 米ドル・ユーロ
のみに対応
マネパ⇒銀行
送金手数料
2,500円 2,500円 2,500円
被仕向送金手数料 2,500円 4,000円 0円
出金手数料 1,000円 8,000円 6,700円
手数料合計 6,200円 14,700円 9,400円

ニュージーランドルはオーストラリアドルと並び旅行や留学で非常に良く使用される通貨ですが、流通量がアメリカドルやヨーロッパユーロと比較して非常に少ないため、その両替手数料が高くなる傾向にあります。

また、マネーパートナーズでは空港受け取りが不可能通貨となるため、どうしても銀行受け取りをする必要があるのですが、その際、銀行での出金手数料を考えるとオーストラリアドル同様に「みずほ銀行」一択しかありません。

しかしながら、マネーパートナーズでの両替を利用する事で、外貨両替手数料は「1,000ニュージーランドルに付き5,000円程度の節約」にはなるため、特に留学のような比較的まとまった金額を持ち出す場合には是非利用したいところです。

ちなみに、「みずほ銀行」で出金した場合には、金額を問わず「一律1,000円の出金手数料」となるため、オーストラリアドル同様にまとめて出金するようにして手数料を安く済ませるようにして頂ければと思います。

カナダ: カナダドルを銀行受取した場合

海外旅行や留学など、毎年多くの人がカナダを訪れますが、残念ながら銀行でカナダドルを外貨として受け入れ引き出してくれるところが少ないのが現状です。

外貨引き出しを行う場合には、オーストラリアドル・ニュージーランドドルと並び、「みずほ銀行」一択となりますが、「みずほ銀行」ではカナダドルを一部銀行でのみの取り扱いとなっているため、事前に問い合わせを行う必要が有ります。

マネーパートナーズを利用しカナダドルを引き出す場合には、「みずほ銀行」に事前問い合わせを行い、確実に外貨預金口座開設並びに引き出しを最寄りの銀行で行える事を確認した上で利用するようにして頂ければと思います。

また、まだマネーパートナーズでの口座開設登録をされていない方は、登録まで1日~3日程度の日数と、外貨受け取りにも8日以上の日数が必要となりますので、先に以下の「マネーパートナーズで無料お申し込みへ」より、公式サイトにて申請を完了させてください。

マネーパートナーズ銀行の外貨を引き出し手数料比較まとめ

これまでの「マネーパートナーズ銀行の外貨を引き出し手数料比較」のまとめです。

  • 米ドル・欧州ユーロ・英国ポンド・スイスフランの4通貨は「空港受け取り」を利用する
  • 米ドルの場合には「シティバンク」によるアメリカATMによる現金引き出しも考える
  • オーストラリアドル・ニュージーランドドルもマネーパートナーズで手数料が安くなる
  • カナダドルは事前に「みずほ銀行」へ問い合わせを行う