FXの確定申告とは何ですか?

2013年度はFXに係る税率が変更されています

「2013年1月1日以降に発生したFXの利益について、それまで適用されていた「一律20%」の税率から、「一律20.315%」の税率へと変更されています。
詳しく「キーワードは『復興税』FXの税金2013年」をご覧ください。

 「確定申告」とは、1月1日から12月31日までの1年間に得た全ての所得の額、およびこれに対する所得税額を計算した確定申告書を税務署へ提出し、納税額の過不足を精算することをいいます。

 例年、2月16日から3月15日までの約1ヵ月間が、確定申告の受付期間となっております。

 一般に、給与の年間収入金額が2000万円以下である給与所得者は、所得税等の税金が源泉徴収されたうえで年末調整により精算されるため、確定申告の必要はありません。

 ただし、店頭FXを含む給与所得、退職所得以外の所得の年間合計が20万円を超えた方や自営業者などは、確定申告を行なう義務が生じます。

 専業主婦やフリーターの場合には、年間の所得が38万円を超えなければ必要有りません。

 しかし、地方税については「所得が35万円以下」とされているため、35万円以上38万円以下の場合には地方税について申告する必要があります。

(確定申告書の提出自体は無申告加算税や延滞税の賦課を承知の上で行うのであれば、時効が訪れない限り一年中いつでも可能です)

確定申告の期間と申請画像

 上の図のように、確定申告をする時は今年の利益を来年に申告する形となります。

 言い換えると、去年発生した利益に対して今年確定申告を行う事になります。

 今年の分を今年に申告する訳ではないのでご注意ください。

※本資料は情報の正確性や現在の法律について細心の注意を払り紹介させて頂いておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。
また、今後の税制改正や政省令等により内容が変更となる場合もありますので、詳しくは、税務署または税理士等にご相談下さい。

FXの確定申告をメンドクサイなんてもう言えない

 ある二人の奥様の会話をみてください。

 奥様A「あら、奥さんおひさしぶり~何をしてらっしゃいますの?」

 奥様B「あの~FXのスワップポイントの確定申告をしているんです。」

 奥様A「あら、外貨預金のようなものかしら?私も銀行で外貨預金をしてますのよ~」

 奥様B「そうなんですか・・。」

 奥様A「銀行だとそんなメンドクサイ確定申告なんていらなくてよ~。お得よお得!!」

 奥様A「預金に税金なんて取られてちゃ、たまったもんじゃ無いわよね~。」

 奥様B「はぁ・・・。」

 と、かなり強引ですがこのような会話があったとします。

 実は、この「奥様A」の話は間違いだらけとなっています。

 奥様Aは「外貨貯金に税金は掛からない」と言ってますが、必ず税金を支払う必要があります。

 ただ「支払っている事に気が付いていない」と言う状態になります。

 外貨預金の利息の税金は「源泉分離課税」と言って利息を貰う際に自動的に天引きされているからです。

 例えば、10,000円の預金に対して利息が800円付いて、口座の残高が10,800円になっていたとします。

 実は、この800円は既に税金を払った後の利息になってしまっています。

 実際は、

 800円(受け取った利息) = 1,000円(利息) - 150円(所得税15%) - 50円(地方税5%)

 と言う風になっており、気が付いた時には既に引かれちゃっています。

 ただ、気が付いていなかっただけなんですね。

 更に外貨預金をしている際に、通貨の価値が変動して利益が出てしまったとします。

 その場合にこの「為替差益」に対しても「総合課税」として税金が掛かってきて、更にこの「総合課税」に対しては「確定申告」を行わなければなりません。

 確定申告は年が変わった後に昨年の所得に対して税金を支払いますから、昨年の1年間の取引損益を通算する事ができ、その利益が有れば税金を支払う事になります。

 例えば、4月に100万円の利益があって12月に100万円の損失が有った場合には、

 100万円(4月の利益) - 100万円(12月の損益) = 0円(1年間の儲け)

 となり、1年を通して利益が無いので税金を支払う必要は有りません

 しかし、外貨預金のように利息に対して源泉分離課税が適用されていると、利息が付くたびに利息に対して税金を支払ってしまっています

 さらに、もしも外貨預金を解約した時に為替差損が生まれた場合には、利息での利益が100万円あったとしても、為替差損で1000万円あると、

 100万円(利息での儲け) - 900万円(為替差損) = -900万円(実際の取引の成果)

と、なりますが、マイナスな取引に対して「利息からはしっかりと税金は支払ってしまった」と言う事になります。

 どうですか?ちょっとFXの税金は優遇されているように思いませんか?

 「FXの確定申告はメンドクサイ」なんてもう言えません。

FXの確定申告のまとめ

 これまでの内容の要点を簡単にまとめてみました。

  • 1月1日から12月31日までに確定している利益が無く、その他の収入が無いのであれば申告する必要がない。
  • サラリーマンの場合、給料による収入以外を全て合算し、20万円を超えなければ申告する必要はない。
  • 主婦の場合、全ての収入を合わせたものから、必要経費を差し引いた分が35万円を超えなければ申告をする必要はない。
  • 外貨預金の利息の税金は「源泉分離課税」で利息を貰う際に自動的に天引きされている。
  • FXの税制度は外貨預金と比べると優遇されている。

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