ファンダメンタルズ分析でトレードをする時の注意

 「ファンダメンタルズ分析を使ってFXトレードをしてやろう」と言うFX初心者の方は余り多く無いと思いが、ファンダメンタルズによる相場分析はやはり相場全体の値動きの肝となるものです。初心者だから「ファンダメンタルズ分析は難しいしから必要ない」と言って見過ごすしていたら、いつになっても覚える事ができないのもファンダメンタルズです。

 ここでは、ファンダメンタルズによる相場分析を行うFX初心者のために、ちょっとしたファンダメンタルズ分析の注意点を紹介していきたいと思います。「FX初心者の相場分析はファンダメタルズ?それともテクニカル?」も一緒に読んで頂けれると面白いかも知れません。

ファンダメンタルズ分析に重要なニュースが発表されるているのを世界のトレーダーが聞いている

 世界中のトレーダーがこうやって、同じ時間に集まってファンダメンタルズ分析にとって重要なニュースを必死に聞いていると考えたら何だかおかしいですよね。この後、スーツケースの中の大金を市場に投下するんですね?

 さて、今回の「ファンダメンタルズ分析でトレードをする時の注意」については、以下の4項目で紹介していきたいと思います。

ファンダメンタルズ分析の材料となるニュース

 さて、ファンダメンタルズ分析を行うに当たって、一番重要なものはやっぱり世界のニュースになりますよね。

 FXに関するニュースやデータを紹介しているサイトについては「FX入門者が知っておきたいFX情報サイト」を参考にして頂くとして、では、どのようにニュースを見れば良いのか?これが初心者にとってネックとなってきますよね。

 例えば、「アメリカドルの供給量を増やしますよ」と言う発表が、アメリカ発のニュース番組のインタビューなどで発表されたとします。

 もちろん、アメリカドルの供給量を増やすと言う事は、世界に出まわるアメリカドル紙幣の数が増える事になりますから、アメリカドルの全体量が増えてしまい、結果として沢山ある物の価値は落ちるのが世の常なので、アメリカドルが売られると言う予想を立てる事ができます。

 私の好きなテレビ番組の1つでもある「何でも鑑定団」を見ればこの理由は分かりますよね。値段が上がるのは、世の中での流通量が少ないにも関わらず、欲しい人が多い物だからですね。

 この場合には、アメリカドルの流通量が増えてしまう事になるのでアメリカドルの価値が下がると言う事になります。

 しかし、このようなニュースが出たにも関わらず「アメリカドルが売られずに逆に買われる」と言う現象がしばしば見られるのもFX相場なんです。

 次では、その理由について紹介していきたいと思います。

魔法のFX用語は織り込み済み

 「織り込み済み?」と聞いて、「なんだそれ?」と思われるかも知れませんが、FXでファンダメンタルズ分析を行うに当たり、この「織り込み済み」と言う言葉は魔法の言葉になります。

ファンダメンタルズ分析が世界のトレーダーにとって既に織り込み済みの様子

 この「織り込み済み」と言うのは「そのニュースは既出だから為替相場を動かすような効果が無いよ」と言う意味です。

 つまり、世界中のFXトレーダーが「既にそのニュースについて知っている」もしくは、他にもっとインパクトのあるニュースをファンダメンタルズ分析の材料として相場は十分に動いたから「それくらいのニュースでは驚かないよ」と言う状態です。

 FX初心者の方は驚かれるかも知れませんが、FXの相場での値動きと言うのは最低でも2手先を読んでの相場展開を見せます。

 そのため、小さなニュースを手がかりとして大きな値動きを見せる事もあれば、大きなニュースを材料に全く相場が動かない事も有ります。FX相場は「風吹いたら桶屋が儲かる」では有りませんが、常に1つのニュースを見て、そこから連想を膨らませて売買が行われます。

 「なんで、相場が動かないんだ」と思った時には、それは既に織り込み済みだからなんですね。

 「じゃぁ、ファンダメンタルズなんて覚える意味ないじゃないか!」と言う激しい反論の声が聞こえてきそうですが、完璧にとは言えませんがニュースについて、それが値動きの材料となるかどうかについて知る方法があるので、次で紹介したいと思います。

ファンダメンタルズ分析の材料判断

 そのニュースが相場を動かすかどうかについて、まず始めに注目しておきたいのはニュースのソース元です。

 何処が発表したニュースなのか?誰が話した発言か?いつ発表されたニュースなのか?それは確かなニュースなのか?これらを世界中のトレーダー達は必死で探して、ニュースを吟味して通貨の売買を選択しています。

 こんな事を「FX初心者実践しろ」と言ってしまっては「FX初心者の外為入門」と言うサイト名が泣いてしまうので、100%とは言いませんが比較的に高確率な方法を紹介しておきます。

 まず、新聞などの見出しや、全体的な相場の流れから、取引予定の通貨が売られているか?それとも、買われているか?に注目しておきます。

 もしも、数日間、一方的に売られ続けている通貨であったとするならば、その通貨はファンダメンタルズ的に何か売られる原因を含んだ通貨だと判断する事ができます。

 そして、その通貨がドンドン下がっている状態では無く、数日間下げたために少し下げにくい様な動きを見せている時に、何か良いニュースが飛び込んで来たとします。すると、その通貨は高い確率で一気に買い戻されます。

 買いが継続するかどうかは、そのニュース次第となりますが、この方法を使えばFX初心者や入門者の方でもファンダメンタルズを材料にした取引がしやすくなると思います。

 この様な動きが起こる原因として「暗闇の中の光」、「光の中の暗い影」はどちらもコントラストが大きく目立ちます。このように現在の相場状態が「光か闇か」を知っておき、逆の材料に注意しているとファンダメンタルズの材料判断がしやすくなると思います。

ファンダメンタルズ分析でトレードをする時の注意のまとめ

 これまでの「ファンダメンタルズ分析でトレードをする時の注意」のまとめです。

  • ファンダメンタルズ分析には「織り込み済み」と言う魔法の言葉がある
  • 既出のニュース、既に想定されているニュースには相場は鈍い反応を見せる事が多い
  • ソース元や、時間、誰の発言やニュースなのか?も判断材料になる
  • 「光の中の闇」「闇の中の光」は良く目立つ

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