マネパ ハイパースピードネクストを使うカーブフィッティングの方法

 「マネパ ハイパースピードネクストの使い方を極める!」でハイパースピードネクストを実際に使って作成した、オリジナルの自動売買ストラテジ(ロジック)のカーブフィッティング(手法の最適化)を行っていきたいと思います。

 カーブフィッティング(手法の最適化)は、作成したストラテジの可能性を大きく向上させる事ができますし、新しい手法を生み出すための材料にもなるので、初心者や入門者の方も是非覚えてみてください。

マネーパートナーズのハイパースピードネクスト(HyperSpeed Next)でカーブフィッティングをするメイン画面

 「マネパ ハイパースピードネクストを使うカーブフィッティングの方法」は、以下の4つの手順を踏んで行います。最後にまとめと手法のロジックも公開していますが、EAによる再配布や販売または他サイトでのロジック公開等の行為はお控えください。

カーブフィッティング用のバックテスト準備

 最初に、ストラテジの手法作成時と同じようにバックテストの準備をします。基本的なバックテストの方法を知っておく必要があるので、バックテストの方法が分からない方は「実践!マネパ Hyper Speed NEXT 取引手法のバックテスト」を先に参考にしてください。

 また、カーブフィッティングを行うためには「オリジナルの売買ストラテジ(ロジック)」を事前に作成する必要があるので、オリジナルのストラテジをまだ作られていない方は「マネパ ハイパースピードネクストの使い方を極める!」を参考にして、オリジナルのストラテジの作成を始めに行ってください。

 準備が整ったところで、ハイパースピードネクストのストラテジ一覧の画面を開いてオリジナルストラテジを表示させてください。

オリジナルのストラテジが追加されているストラテジ一覧の画面

 ほとんどの場合において、ハイパースピードネクストの新規に作成されたストラテジと言うのはストラテジ一覧のリスト内でも最下部に表示されるので、リストを一番下まで送りカーブフィッティングを行うストラテジを選択してください。

 今回カーブフィッティングを行うストラテジと言うのは「MACD & RSI」と言うストラテジなので、チェックボックスにチェックを入れたのを確認してから「バックテスト実行」を選択します。

バックテスト実行のための詳細設定画面

 すると、上のような画面が表示されます。そもそもカーブフィッティングとは、「コンピューターが作成したストラテジに対して何百・何千・何万通りと言う組み合わせの中から最も最適な売買ルール設定の組み合わせを導き出す事」なのですが、ハイパースピードネクストの場合には「カーブフィッティング」と言う専門的な表現をは使用せず、「複数バックテスト」と言う言葉で表現されています。

 そこで、上のように表示されているバックテスト実行の画面から「複数バックテスト」と言う項目をクリックしてください。

カーブフィッティング用のパラメータの設定

 次に、カーブフィッティング用のパラメータ(設定数値)の設定を行っていきたいと思います。ここでの設定は「どれくらいの範囲でバックテストを行うのか?」を設定する事になりますが、まずは「複数バックテスト」をクリックした後に表示される画面を見てみましょう。

カーブフィッティング用のパラメータ設定画面

 「複数バックテスト」をクリックすると上のような画面が表示されていると思いますが、最初に「ストラテジ名」「対象通貨ペア」「足種別」の設定に間違いが無いかを確認してください。

 そして、先ほど少し紹介した「どれくらいの範囲でバックテストを行うのか?」を設定する事になりますが、売買ルールの中で赤い枠で囲んだ箇所に注目してみてください。

 「設定値」の横に「開始値」「終了値」「刻み値」と言う項目が有りますが、「設定値」と言うのは作成したストラテジの元の設定値となっており、この設定値を目安に「バックテストをする範囲」を設定します。

 そして、範囲を設定するに当たり「何処から何処まで」と言う風に指定する事になりますが、「開始値」にはテストしたい範囲内での最小の数値、「終了値」には最大の数値を入力します。今回の場合には短期EMAの値を「開始値」に「10」を「終了値」には「14」を設定しているので、「10~14」の値の範囲全てをバックテストしてくれるように設定しています。

 また、「刻み値」と言うのは、「どのくらいの間隔でテストを行うのか?」と言う意味で、今回は「1」を設定しているので「10・11・12・13・14」の設定全てのバックテストを行う事になりますが、「2」を設定した場合には1飛ばしとなり「10・12・14」の設定値のみをバックテストする事になります。

 この「刻み値」が必要な訳は、広範囲のバックテストをする場合、1つの項目に付き10通りのテストをするとして、「開始値」「終了値」の設定を指定したものが全部で6項目あったとします。それぞれ10通りのテストを行う事になるので「10 × 10 × 10 × 10 × 10 × 10」となり、100万通りのバックテストをしてしまう事になってしまい膨大な時間が掛かってしまいます。

 そのため広範囲のバックテストを行う場合には、最初に刻み値を設定してバックテストをする数を減らして大まかな数値でテストをしていき、その結果を見てある程度の数値に目処を付けてから詳細なテストへと絞っていく事で、広範囲のバックテストを短期間で終わらせる事ができます。

カーブフィッティングのバックテスト待ち画像

 「複数バックテスト」を開始すると上のような画面が表示され、現在のバックテスト進行状況や完了するまでの残り時間が表示されます。目安時間としては100通りのテストに掛かる時間は1分程度となります。

複数の設定値による手法のバックテストを行った結果

 「複数バックテスト」が終了すると、以下のような画面が表示され複数のバックテスト結果のグラフと詳細結果が表示されます。

マネパ ハイパースピードネクストを使うカーブフィッティングの方法 画像2

 今回は、「総損益(通貨)」順に並び替え最良の結果をグラフとして表示していますが、他にも数々のバックテストデータに基づいて並び替えを行う事ができるので、良い成績を出しているものを選択してチェックボックスにチェックを入れ、画面右下に表示されている「個別再実行」をクリックしてください。

 気に入った結果のチェックボックスにチェックを入れる事ができない場合には、他のバックテスト結果に既にチェックが入れられてしまっている可能性があるので、表示されているバックテスト結果のリスト既にチェックが入れられているものを探して外してからチェックを入れてください。

カーブフィッティングの項目別設定値による利益の推移

 上のように、「各バックテストのデータを変更した事によって、どのように利益が変わるのか?」と言う売買ルールの設定値別のデータの推移についても参考材料として表示する事ができます。

バックテスト実行にカーブフィッティング後のデータが入力されている

 「個別再実行」をクリックすると、「バックテスト実行」の画面に「複数バックテストの結果」で選択したバックテストの値が自動で入力されます。後は、そのままバックテストを開始するとカーブフィッティング後の結果が表示されます。

バックテスト・カーブフィッティングの結果と比較

 それでは、カーブフィッティングが終了したのでストラテジのバックテストの結果を、カーブフィッティング前と比較しながら見ていきたいと思います。まずは、カーブフィッティング前のバックテストの詳細レポートからです。

カーブフィッティング前のバックテスト結果

 次にカーブフィッティング後のバックテスト結果をご覧ください。

ハイパースピードネクストを使ったカーブフィッティングを行ったバックテスト結果

 「最大ドローダウン」は少し上がってしまいましたが、「総損益」が600USD上昇して他の詳細データについても上昇している事が分かります。

 次に、取引回数を重ねる事によってどのように損益の推移があるのかグラフで見ていきたいと思います。先にカーブフィッティング前の損益グラフからご覧ください。

カーブフィッティング前のバックテストの損益グラフ

 下はカーブフィッティングを行った後の損益グラフです。グラフの最大値が違う事にも注目しながら見て下さい。

カーブフィッティング後のバックテストの損益グラフ

 どちらの損益グラフについても良いカーブを描いていますが、最大ドローダウンが高かったのはグラフ中心付近で負けトレードが集中している事が原因のようです。

 では、今回のカーブフィッティングから得られた最適化されたストラテジ(ロジック)の詳細について紹介しておきます。

カーブフィッティング後のパラメータ設定値

 条件を良く見て頂けると分かりますが、MACDの設定が売りと買いでも微妙に違っている事が分かると思います。

 最後に、全体的にチャートで見るとどのような場所で取引を行っているかも見ておきたいと思います。「赤△は買い取引」「青▽は売り取引」「黄色△▽は決済取引」を表しています。

マネパ ハイパースピードネクストを使うカーブフィッティングの方法 画像2

 このように今回カーブフィッティングを一部の設定項目だけに使用し簡単に行っただけですが、バックテスト結果には大きな変化を与えました。まだまだカーブフィッティングして良い成績を導き出す余地は残したままとなっていますが、過去の相場状況に余りにも最適化されてしまった(過剰にカーブフィッティングをされてしまった)手法と言うのは、「将来の相場に対してもマッチするのか?」と言う意味で疑問が生まれてきます。

 そのため、過度のカーブフィッティングは行わず、少し幅を持たせた設定とする方が将来の相場で適応する場合が多いので、過剰カーブフィッティングには注意が必要になります。

 また、このように手法作成やバックテストで取引を有利に進めることができる「ハイパースピードネクスト(Hyper Speed Next)」は、マネーパートナーズによって無料で提供されています。

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ハイパースピードネクストを使うカーブフィッティングの方法まとめ

 これまでの「マネパ ハイパースピードネクストを使うカーブフィッティングの方法」のまとめです。

  • カーブフィッティングは「コンピューター何通りもの組み合わせの中から最も最適な売買ルールを導き出す事」
  • 「複数バックテスト」の項目を使用する際にはバックテストを行う回数に注意する
  • バックテストの個数が多いとバックテストに多くの時間が必要となる
  • カーブフィッティングは、「刻み値」を使い大まかに設定を探してから詳細を探す
  • 過剰カーブフィッティング(手法最適化)は将来の相場で通用するかどうかに疑問が残る

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