短期売買をするFX初心者が失敗する理由

 インターネットや各家庭で使われるパソコンが進化した事により、FXの取引も短期的に何度も取引する事が可能になりました。そんな中、短期売買を始めるFX初心者が急増した事もあり、初心者の多くが短期売買で失敗をしています。ここでは、短期売買をする多くのFX初心者がなぜ失敗するのか?について紹介していきたいと思います。

FX初心者が短期売買を繰り返して資金を失っている

 ここでは、FX初心者が短期売買を行っていくと、なぜか資金を減らしてしまう事について警鐘を促しています。例を交えて解説・説明を行っていきます。

 「短期売買をするFX初心者が失敗する理由」の構成は以下の通りとなっています。

短期売買のトレードとは一体どんなトレード?

 まず始めに、短期トレードとはどのようなトレードなのでしょうか?

 初心者や入門者にとって、「短期トレード」と聞いてもピンと来ないと思いますが、短期トレードとは、一般的に「スキャルピングトレード」と呼ばれていて、短期間に売ったり買ったりを繰り返す事により為替差益を狙った取引を行う事を指します。

 では、短期間とは一体どれくらい短い時間だと思いますか?

 ある方は「1時間」、またある方は「10分」や「5分」と言う想像をされた事と思いますが、この短い時間と言うイメージが一人一人の間隔で違う事がスキャルピングトレードの醍醐味でもあります。

 例えば、あるプロトレーダーは4時間と言う期間を短期だと課程して、1つの4時間以内に必ず決済取引(利益確定取引または損切り取引)を行いますし、また、あるプロトレーダーは10秒以内に白黒をハッキリ付けた取引を行っています。

 本当のところで言えば10秒以下、3秒や5秒の取引を行っている人もいるのが現在のスキャルピングトレードとなります。

 テクニカル分析により、ゴールデンクロスデッドクロスなどを見つけ順張りまたは、逆張り、による取引を行ったりしますが、相場の方向性や反発する場面を見つけての取引が主で、通常のFX取引と変わらない取引となります。

 ただし、良く見かける例として根本的に他のトレードと違う点は、レバレッジの掛け方が他の取引と比較して大きいと言う特徴があります。

 スキャルピングは短期間の売買となるために、短期間で如何に効率良く利益を生み出すか?がポイントとなるために、必然的にハイレバレッジによる取引を行う傾向が強くなります。また、短期間の売買なのでリスクが小さい事も主な理由となります。

 レバレッジとリスクについては、FX初心者のための記事、リスクを背負う時間とリスクの許容を参考にして頂ければと思います。

 話を主題の方へと戻しますが、実は、この短期売買(スキャルピングトレード)により大敗をしているFX初心者が続出しています。その理由について次は言及していきたいと思います。

絶対に変えてはいけないストップの値

 スキャルピングトレードは、先に書いたように短期間での売買となります。そのため、必然的に値動きの幅(ボラティリティ)が小さくなります。

 値動きの幅が小さいと言う事は、利益確定する際に何銭(Pips)の利益が出せるのかと言った、想定利幅も小さくなってきます。

 しかし、FX初心者の多くがやってしまっている致命的な失敗は、「決めたはずのストップ値を途中で変更する」と言う行為です。

FX初心者にとって、してはいけない事を示す

 このストップ値を途中で変更する行為について、なぜ行ってしまうのでしょうか?

 理由は、頭の中ではスキャルピングトレードは利幅が小さい事を理解しているため、最初に取引を行った際には狭いストップを置くようになります。(恐らく初心者の本などで書かれている?)

 しかし、自分が置いたストップが狩り取られてからの相場反転(自分が置いた逆指値に掛かってからの相場が戻る)が続くと、気が付けばストップに相場が近づいてくると、「もう少しで反転が起きるはず」と言う安易な考えからストップを少し深めに設定するようになってきます。

 更に悪い事に、たまたまストップを深くした際に相場が反転して利益を確定する事ができた場合に、初心者の方は「やはりストップをずらして正解だった」と言う感覚に襲われてしまいます。

 1度この感覚に囚われてしまったら、もうストップを置くトレードには帰って来れなくなってしまいます。

 「ストップを置いたら負ける」とばかりに考えてしまい、最初に頭に入れていたはずの「スキャルピングトレードは短期売買なので利幅が小さい」と言う事まで忘れてしまいます。

 最悪場合には、ストップをずらす行為から始まり、遂にはストップを置かなくなってしまい、スキャルピングトレードのはずなのに、1回のトレードで「今まで得た全ての利益だけでなく原資にまで大きなマイナスを与えてしまう」と言う過ちを犯す危険性が有ります。

 特に良い思いをしてしまう可能性のあるため「ストップをずらす」と言う行為はFX初心者の方には十分気をつけて頂きたいと思います。ストップをずらすくらいならば、「最初からストップを広くしておく方が資産に対するリスクとリワードが安定する」と言う事を覚えておく必要があります。

 では、ストップを広げる行為以外でどのような「売買ルール」を加えると、より安全な資産運用を目指す事ができるのでしょうか?

短期のトレードの白黒は短期で決める

 それは、短期トレード(スキャルピングトレード)を行うのであれば、時間制約を付ける事でリスクを小さくする事ができます。

 スキャルピングトレードをされる方の悪循環として、先ほどは「ストップをずらす」と言う危険な行為を紹介しましたが、その行為を行うと、気が付けば短期トレードのはずがスイングトレード(数日から数週間で利益確定損切りするトレード)となったり、数週間・数ヶ月の間ポジションを持ったままになってしまう事があります。

 それは、利益が出る位置まで相場が戻ってこないし、含み損の大きなままでは損切りもできないし、と言うジレンマから来るものです。

 そこで、初心者トレーダーがこう言ったジレンマに陥らない為に、ちょっとした工夫をする事で結果が大きく変わっていく事があります。

 その工夫の方法は至ってシンプルで「短期のトレードの白黒は短期で決める」と言う事になります。つまり、冒頭でも買いましたが「スキャルピングトレードは個人個人で意識している時間が違う」と言う特徴を利用して、1つの取引に対しての制限時間を設ける事です。

 例えば、10分程度での取引で利益確定をしているのであれば、「30分以内にはストップが掛からなくても決済取引を行う」と言うルールを設けます。

 実際に、10分ほどで利益確定を狙っている事に対して、30分の間も利益確定ラインにもストップラインにも到達しないのであれば、その取引をした時の相場に対する読みが既に外れてしまっている、もしくは、読みがずれている可能性も否定できません。

 ズルズルと利益が出るまで待つトレードを行うよりも、理由を持って新たに取引をするポイントを探す事に時間を使う方が、圧倒的な有益な時間な使い方とも言えますし、利益が出た場合は相場の読みが正しかったと言う証明が必ず付いてくる取引を行う事になります。

 この時間制限トレードを使って、短期売買で成果が出せていない方は相場を見直しても良いかも知れません。

短期売買をするFX初心者が失敗する理由のまとめ

 これまでの「短期売買をするFX初心者が失敗する理由」のまとめです。

  • 短期売買(スキャルピング)で負けている初心者トレーダーが多い
  • ストップをずらす事で悪循環に陥ってしまう
  • 時間制限をトレードに設ける事で、しっかりとした理由を持ったトレードができる

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